商店街@南三陸

久しぶりに、南三陸町へ行ってきました。
復活した商店街は、町内に2つあるのですが、
今回は、今まで行ったことのない「ハマーレ歌津」。
旧歌津駅のそばにあります。
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▲旧歌津駅 
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▲建物の設計は、隈研吾氏。
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▲「ハマーレ歌津」。オレンジ色の車が移動郵便局。
日本に7台しかない、という移動郵便局。機能はATM。
ガードマンがいたので声をかけてみたら、
約1時間、いろいろとお話を聞くことが出来ました。
こういう出会いが、とっても好きです。
震災前に働いていたこと、この町のこと、商店街のこと。。。
今立っている場所も、かさ上げを約7mくらいしてある。
地域の買い物の苦労もお話してくださいました。
「商店街」と名のつくものは復活したけど、
「さんさん商店街」は観光客向け、この「ハマーレ」は地域の買い物に、
と、何となく色分けがされてきて、
品揃えが中途半端だから、近隣のスーパーに買い物へ行ってしまうそう。
気仙沼市まで北上して30分、登米市まで南下して40分。
特に登米市は、南三陸町民向けの仮設住宅があって(今は全員退去済)、
徒歩で行けるスーパーがあり、一度味をしめてしまったので、今でも行くそうです。
そしてー
どちらの商店街も共通して、
「仮設を出て、今度はどこにお店を出すんですか?」と観光客から聞かれるそうです。
どちらも隈研吾氏が設計したのですが、
一般の人からみたら「仮設商店街」に見えてしまうそうです。
隈研吾氏の名前は、地元の方にも覚えられていますが、
「仮設」の印象が濃くなってしまっています。
「さんさん商店街」の知り合いの店主も、観光客に聞かれる、と言ってました。
もちろん建物の印象だけでなく、
植栽もなくアスファルトの空間全体が受けるイメージとは思いますがー
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▲「さんさん商店街」。平日はいつもこんな感じ。賑わっているのは週末だけ。
「本設」であるのに、「仮設」とイメージされるとは・・・
各地の復興の立役者としてスピード感を持って著名になった方ではあるのですが、
そのイメージが根付いたばかりに、時代が落ち着いてきた時のギャップが生じていました。
最後にー
旧歌津駅を通るBRT。
元々線路だった部分を舗装して、専用レーンとして機能しています。
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▲奥に見える構造物は駅舎のホーム。係員の方が草刈をしていました。
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▲気仙沼方面へのトンネル
お読み頂き、ありがとうございました。
また、各地の近況をお伝え出来たらと思います。